第3本目 “MACAFRAMA”(プログラム5・プログラム6・プログラム7)

夕陽のSanFranciscoの坂道を、スキッドを入れながら下ってくるピスト。おお、この映像は!ついにきたMASHパート2!
ではなくて、Macaframa。「ピスト映画は夕陽の坂道を下る望遠ショットを入れること。」という暗黙のルールでもあるのでしょうか?fumikiriもそんなカットで始まるし。
撮影場所もかぶってるし、みれば見るほどMASHを意識しているんだけど、パクリと呼ぶのはしっくりこない。どちらかというと、もしかして挑戦?「MASHなんぼのもんじゃい!俺のワザの方が上!」ってこと?どうもそのようです。
映像も巧い。マカフラマって名前からして映画のためのユニットでしょう。パノラマとかシネラマとか。オドラマなんてJ・ウォータースの匂いつき映画もあったなぁ。
見せ方が巧すぎて、特にサム・ペキンパーばりのスローモーションがはまり過ぎで、これなら誰が何をやっててもカッコイイんじゃないか?
実際、鉄橋の下をくぐるカットで後ろに写っちゃったBMW。どうみてもマシンガンを握ったギャングどもが銀行に向かってるムードですよ。「ヒート」か「要塞警察」かって。
このカットに続く、並木道のワンハンド・ウィリーのカット。後ろに写りこんじゃってる歩行者がレザボアドッグス並のかっこよさ。3秒間のエキストラ出演(?)にも関わらず決闘の荒野に向かう男の渋さが出まくっている。気をつけて見てみ。

そしてハゲタカが舞ってる感じのBGMもいい。サントラの名曲をそのまま使って、パロディーにならずにバシッとはまる。こんなのそんなに無いですよ。時間のある人は予習として「続・夕陽のガンマン」”The good, the Bad and the Ugly” を見とくこと。エンリオ・モリコーネのサウンドトラックはもちろん、まだ若いイーストウッドとリー・ヴァン・クリフがかっこいい。マカロニウェスタンの大傑作。
いや、もちろんライダーもスゴイんですよ。スローで見ても隙のないライディングスタイルの数々。まぁ成功したカットだけ使ってるんでしょうが。誉めるんだか貶すんだかドッチかにしろ。すみません。カメラマンとバッチリ息があってるのは間違いない。

「MASHに挑戦したMacaframaにケンカを売ってみたい!」という方のためにハウトゥーをお教えしましょう。
(1)まずサンフランシスコに行く。観光地は避け、人の少ない郊外の廃墟などがお薦め。ツインピークスは外せない。
(2)走るのは日没前後の2時間のみ。いわゆるマジックアワーです。セピアのフィルターがあってもよい。
(3)走カメラはあくまで低く。ヤスジロー・オズより低く。なんなら寝そべって。被写体に轢かれないよう気をつけて!
(4)被写体は、ど真ん中でなく端よりにオフセットしてるのがスカしててかっこいい。ピントだけは合わせてね。
(5)走行カットではこま落し。(スローモーションの逆)やりすぎると背景の歩行者まで高速歩行をしてしまう。要注意!
(6)もちろん決め技はスローモーションで。
BFFで研究してください。
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