第3本目“B.I.K.E”(プログラム2)

擦り切れて、自分が小さなものに思え、涙が目に溜まる。そんなときアナタならどうしますか?
1)頭を抱えて座り込む。
だけどいつかは立ち上がらなきゃいけないでしょ?
2)自分の置かれる状態を見つめなおし、前向きに解決策を検討する。
えらい!それが大人ってもんですね。
3)立ち上がるなり、とにかく周りの物を蹴散らして、何かをガァー!っとやるだけだ!!!
君はパンクだ!それがパンクってもんだ!
B.I.K.E.の監督Tonyはホントにダメな奴。映画制作を口実にBlackLabelってバイクギャングに入ろうとするがメンバーにしてもらえない。プライベートでも彼女が別の男とロンドンへ。ストレスからドラッグに溺れていく…おいおいっ!映画はどうするんだよ?(もうひとり監督がいますからご安心を。)
バイクギャングのBlackLabelもどっこいどっこい。「バイクカルチャーで世界を変える」「ファック・ブッシュ!」なんてデカイ事を言ってるけど、どう見てもお遊び。
自転車のフレームを切り刻み、溶接してでっちあげるチャンクバイク。そんな自転車で繋がった仲間。食べ物を求めゴミをあさり一緒に昼食。酒をあびるように飲み、倒れるまで遊ぶ。
それはいいんだけど、仲間意識がどうにもみみっちい。「映画に撮られるのは俺達の生き様に」合うとか合わないだとか、「あいつはKYだからメンバーにしない。」なんてゴチャゴチャ内輪もめ。

こんなジャンキー監督とバイクギャングだから話がドンドン滅茶苦茶に!だってね、ラストなんて監督が・・・おっと、これ以上はここでは言えません!
ともかくフラストレーションがイベントで爆発する瞬間がエクスタシー。槍を持ち自作のバイクにまたがって命がけの一騎打ち。夜のBrooklynをかっ飛ばす姿は「狂い咲きサンダーロード」か?「爆裂都市」か?
こけてもこけても立ち上がる。どうしようもない人間が光り輝く瞬間。ああ、パンクってこういうことだったよな。久しぶりにパンク(といいうかグランジ・・・)を見た気がした。 立て!立つんだ、Tony!がんばれBlackLabel!遠い日本から皆で応援してやろう!
BFFスペシャルレビュー
» pagetop